TEdb project on Starrydata

日本熱電学会の熱電特性データベースWGが主催する、学術論文からの熱電特性データベース構築プロジェクトのブログです。

初心者マニュアル(7) データを収集しましょう!

youtu.be

論文の情報の一番下に、
Data Report Detail Link(下線付き)と表示されます。
そのうちの、Dataを選択すると、動画のような画面が表示されます。

データ入力画面の下部には、WebPlotDigitizer (External web system)が表示されます。
このWebPlotDigitizerを使ってデータを収集していきます。

では、データ収集方法の具体的に説明していきましょう。
1. ‘Edit‘ ボタンをクリックします。
  このボタンは、グレーゾーンの右上に濃く表示されます。
  (動画には表示されていません。)
2.‘Figure’ テキストボックス右側 の‘v’をクリックて、図番など、図の名前を入力します。
 図の名前を入力したらEnterキーを押します。一度Enterキーを押したら、図の名前は変えられません。
 論文と関連付けができる図の名前にしましょう。例えば、論文に Figure 2(c)とある場合、2c や2(c)としましょう。誰が見ても関連付けれることが大切です。
3. (optional) Caption text box に、簡単な図の説明を入力していただけると助かります!
 例えば、論文の図の下部などに記載されている図の説明(ex. Temperature dependence of the thermal conductivity...)をコピー&ペーストしていただけると助かります。
4. , SampleName テキストボックス右側の ‘v’ をクリックします。
 そして、sample name(サンプル名)を入力し、Enterキーを押します。この作業により、論文と関連付けられた新しいサンプルが作成されます。
 一度Enterキーを押したら、sample name(サンプル名)は変えられません。
 サンプル名も論文と関連付けができるものにしましょう。
5. (optional) サンプルの化学組成を Composition テキストボックスに追加していただけると助かります。
 例えば、化学記号と数字を使い、Mg1.85Al0.15Si1、などと入力します。モル比をご使用ください。
6. Property(x) と Property (y)プルダウンを使って、x軸と y軸のphysical properties を選択します。
 プルダウン右側の ‘v’ をクリックして、physical property名を選択し、Enterキーを押します。
7. Unit(x) と Unit(y)プルダウンを使って、physical propertiesの単を入力します。
 プルダウンの ‘v’ をクリックして、単位を入力し、Enterキーを押します。
  SI units (m, g, s, K, N, J, A, V, W, degC etc. ) と、SI-prefixes (G, M, k, m, mu, n, p etc.)と、 mathematical operations (* for multiplication, / for division, ** or ^ for exponents, and brackets)とを組み合わせて合成ユニットを使用できます。American units も入力できます。
8. 単位(unit)の前に指数がある場合には、10^ テキストボックスに記入できます。
 下記に示す表を見て、正確に指数を記入してください。
9. 抽出したデータをぺ-ストします。
 WebPlotDigitizer を使用するデーター抽出は、後ほど説明します。
10. Saveボタンを押します。
 保存が成功すると、データが表示されます。
(現在の仕様では、単位変換が必要な単位や指数を設定すると、違ったスケールで表示されます。その場合でも、その図のデータは正しく保存されています。データを直そうとする必要はありません。他の図を選択してから、この図に戻ってみれば、データは正しく表示されるでしょう。)